【書感】うつ病で半年間寝たきりだった僕が、PC1台で世界を飛び回るようになった話
【読了日】 2019年7月28日
【書籍タイトル】
うつ病で半年間寝たきりだった僕が、PC1台で世界を飛び回るようになった話
【著者/出版社】
阪口裕樹/朝日新聞社
【発刊/版数】
2014年4月30日 第1刷
【書感】
タイトルにグッと魅かれました。
僕自身、メンタルに若干の病を抱えています。
僕は会社員ですが、人生100年時代の今、仮に定年まで会社を勤め上げたとしても、あと半分の年数、食っていかないといけません。
そう考えたとき、ここで1度自分の将来を見つめ直し、充実感をもって取り組める仕事を模索しよう、という想いになっています。余計に、メンタルの病を抱えているからこそ、というのも、その強い動機の1つです。
そんな時、本著を見つけました。
このタイトルにあるように、著者はうつ病を克服し、今は世界を飛び回って活躍されています。
どうしたら「うつ病からどのように復活し、理想の人生を得られるまでになったのか?」を求め、この本を手に取りました。
そこで僕が得た、この本からのエッセンスは、3つです。
■自分のことを深く知る
これは、自分は何が好きなのか、何を苦痛と思うのか、どんな環境が居心地が良いのか、等、まずは自分のことを深く知ることです。
阪口さんが自分に問うた質問が以下の3つです。
・持っているものはなんだろう?
・性格的にできないものはなんだろう?
・叶えたいライフスタイルと仕事はなんだろう?
■自分なりの「成功条件」を定義する
「成功」の定義は様々です。億万長者になることが「成功」だという人も居れば、お金は無くてもやりたいことをできるのが成功だと言う人も居る。何が合っていて何が間違っているかは問われません。自分にとって「成功」とはどんな状態なのか。まずは、それを定義することが重要だと、この本から学びました。
阪口さんは、成功条件を、
・世界を自由に飛び回る力があるコト
・世界に自分の居場所を持っているコト
・好きな街の言葉を喋ることができるコト
・世界中に頼りになる仲間がいるコト
・大切な人と一緒に居られるコト
この5つに定義し、以下のように述べています。
“きっと、人によって成功の条件とは違う。それを見つけずに、世間一般の成功を追い求めていると、逆に不幸になってしまうような気がした”
■どんな時も、理想のライフスタイルを思い描く
阪口さんは成功を手に入れるまでには、まさに退路を断つような決断をし、そのような環境に身を置いています。
しかし、どんなことがあっても、理想のライフスタイルを思い描いて生きてきたそうです。
まさに、「思考は現実化する」を実現されました。
【あとがき】
現在僕は、フェイスブックで阪口さんとお友達になり、日々その活躍を拝見させて頂いています。阪口さんは、“パワートラベラー”を称し、
・収益を上げるウェブサイトを作る仕事
・自由な人を増やす仕事
をされています。まさに、理想の生活をされていますが、そこに至るまでには、自殺未遂あり、大阪西成あいりん地区での孤独な生活があり、そこでやくざから人生の教訓を学んだことあり、と、壮絶な出来事あったようです。
最後に阪口さんは、このような言葉で締めくくっています。
“特別な技術や人脈、経歴はなくてもいい。凄い人である必要はない。ただそこに、自分が本当に叶えたいライフスタイルがあり、それを強く、強く想い続ける心があり、そして、それが叶えられる仕事に飛び込む勇気があれば-そのライフスタイルは掴み取ることができる”
ピンときた方はぜひ、本著を手に取ってみてください。