【読書レビュー】読んだら忘れない読書術
【書籍タイトル】
【著者/出版社】
樺沢紫苑/サンマーク出版
【超要約】
著者は、精神科医。
医師という立場から、どうしたら読書内容を記憶に留めておけるか、という観点で書かれている本です。
脳内物質に関するコト脳構造にも触れられており、科学的根拠をもって論じられています。
そのへん、正しいのかどうかは分かりませんが、それなりに納得感をもって読み進めることができます。
僕が印象に残ったのは以下です。
●ネットでなくなぜ読書か?
→ ネットでは、断片化された知識しか得られないが、一方で、読書では結晶化された知識が得られる。
たしかにそうですね。ネット情報は、その信憑性がそもそも疑わしく、情報も断片的。体系立ててインプットしようとすると、いろんなところから情報を寄せ集めなければなりません。
一方で読書は、そのタイトルに沿った情報が書かれており、それは著者の経験や知識が裏打ちされています。著者の主張と自分の欲しい情報とがマッチしない場合も多々あると思いますが、それを除けば、体型だった情報を1冊から得るコトができますね。
●読書量は、7冊/月で日本人の上位4%に入る(10冊/月は2%)
→あ、そうなんだ~。
今では僕も読書をするようになりましたが、以前の僕は、0冊/年 でした。
量が多ければ良いと言うものでもないと思いますが、昨年は、100冊/年ほどは読みました。ですので、4%に入っているかなー。
●多読速読ではなく深読を
→これは、いろんな人がいろんな読み方を提唱していますよね。その本に応じて読み方を変えていくのが、良いのではないかと思います。
●読んだらとにかくアウトプット(話す、SNS、メルマガ)
→エビングハウスの忘却曲線が有名ですが、人間は、1時間後には54%のことを忘れ、1日後には66%のことを忘れるという結果が出されています。
忘却率を落とさないためには、まずは、アウトプットが大事ですね。
僕も、こうして、ブログに綴ることでアウトプットをしているつもりですが、活字でのアウトプットだけではなく、そこに行動が伴えば、本当に自分の血肉となって定着します。
(0冊/年から100冊/年に変わった僕は、「本を読む」ということを血肉とできました)
最後に、
読書の方法論についてはいろんな本が出されていますよね。
僕も読書方法論については、10冊くらいは読んだと思いますが、どれが正解ってのは結局ありませんでした。ただ、いろいろな方法論を読んでみることには価値があると思います。
読書してもすぐに忘れるんだよね、と思っている方は、本著も含め、まずは、方法論の著書を何冊か読んでみることをお勧めします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。